「助け主」  02−11−03
                  ヨハネ15:26〜27

 復活されたイエスさまは、しばらく弟子たちと共にすごされた後、
天に昇られました。イエスさまの姿が見えなくなって、弟子たちは
心細く感じていました。そんな弟子たちのところに聖霊なる神さまが
おいでになりました。それがペンテコステの日の出来事です。

 聖霊なる神さまは、弟子たちに、イエスさまが側にいてくださる
ことに気付かせてくださいました。神さまが自分のことを愛してく
ださっていることに気付かせてくださいました。
 聖霊なる神さまは、そのようにして弟子たちに元気と力を与えて
くださいました。
 聖霊なる神さまは、弟子たちだけでなく、私たちのところにも来て
くださいました。その聖霊に助けられて、私たちもイエスさまのことや、
神さまが自分を愛してくださっていることに気付かされたのです。

 それでも、心細さや恐ろしさで心が一杯になる時があります。
 でも、神さまはお祈りすることを教えてくださいました。そのお祈りの
時に、聖霊なる神さまは働きかけてくださいます。そして、私たちに
神さまやイエスさまのことを思い起こさせてくださいます。

 聖霊なる神さまのシンボルとして、鳩や風が使われます。
鳩は、そこにじっとしているのではありません。しばらくすると別の所に
飛んでいきます。風も、一所にとどまるのではなく、流れていきます。
 聖霊なる神さまは、そのように私たちを動かします。他者に向かって
進ませます。神さまは、他の人たちもイエスさまのことを知って元気に
なって欲しいと、願っておられるからです。
 ですから、聖霊なる神さまは、他者の救いを願い、助けたり、慰め
ようとする心を私たちの内に起こしてくださいます。そして、それを
行う力を与えてくださいます。

 伝道したい。助けてあげたい。励まてあげたい。
 そんな思いを持ちながら、あと一歩が踏み出せない時もあるかも
知れません。そんな時も、
お祈りをするのです。
 すると、聖霊なる神さまが喜んで私たちを助けてくださり、
心を強くしてくださるでしょう。